2024 Rd.2 ツール・ド・九州 2024 in 唐津
全日本ラリー選手権 第2戦 ツール・ド・九州 2024 in 唐津

2019年以来となる唐津神社での
セレモニーを予定
初開催の開幕戦ラリー三河湾から約ひと月、全日本ラリー選手権第2戦「ツール・ド・九州2024 in 唐津」は、4月12日(金)〜14日(日)に佐賀県唐津市を拠点として開催される。スリッピーな路面やテクニカルな林道が多かった前戦とはうって変わり、スムーズなターマック路面を舞台に、トップドライバーたちが技量の限りを尽くしたバトルを展開する。サービスパークが設定される「ボートレースからつ」や、14日(日)のギャラリーステージ「AZAMENOSE」には、協賛各社のブースなども出展予定だ。また、ラリー会場周辺には唐津城や虹の松原といった観光名所や、イカなどの名物もあり、観戦だけでなく観光も楽しめるラリーとなっている。
13日(土)の朝には、唐津神社でのセレモニーが予定されている。これまでツール・ド・九州 in 唐津では、唐津神社で年間のラリーの安全と交通安全祈願が行われることが恒例となっていたが、新型コロナウイルスの感染拡大による開催延期や無観客開催が重なり、昨年まではこうしたイベントの実施が見送られていた。午前9時に「ボートレースからつ」をスタートしたラリーカーは、唐津市内を走り、大鳥居をくぐってスペシャルステージ(SS・タイムアタック区間であり、タイムが計測されるコース)へと向かって行くルートをとる。神社をバックに競技車両が出発していく光景はツール・ド・九州ならではのもので、ファンからの人気も高い。当日は選手のインタビューや、簡単なファンサービスも検討されているとのことだ。2日間に渡るラリーのSSは12本用意され、SSの総走行距離は76.78㎞が予定されている。
TOYOTA GAZOO Racing-WRJは、JN-1クラスにGR YARIS GR4 RALLY DAT(眞貝知志選手/安藤裕一選手)で参戦。2023年シーズンを通じて開発を進めてきた8速AT「GR-DAT」の進化度合いを同一のラウンドで直接比較でき、貴重なデータを得られる1戦となりそうだ。チームは今シーズンも引き続きDAT車両をさらに磨き上げ、将来のもっといいクルマづくりにつなげていく。
チームにとっては得難い経験のひとつ
前戦ラリー三河湾では、6番手を走行中に足まわりをヒットし、初日に戦線離脱を余儀なくされた眞貝選手。しかしチームの奮闘で復帰を果たし、最終日のSSをすべて走り切って貴重なデータを得ることができた。なお、今年のメカニックはラリー経験の少ないメンバーが集まっており、「メカニックが経験を積むうえでは、良いスタートになったと感じています」とチーフメカニックの丸田智が言うように、“人を鍛え、クルマを鍛える”ことをテーマとして掲げるTOYOTA GAZOO Racing-WRJにとっては、あらためてラリーに参戦することの意味を捉え直すきっかけになったと言えるだろう。その三河湾から約1カ月の準備期間を経て、チームは第2戦唐津に臨む。
23年大会では、DAT車両の投入2戦目ながら6位に入賞している眞貝選手。24年大会に向けて、「唐津は昔から大好きなラリーで、以前は得意としていましたが、4WDの世界は甘くないということで、まだまだ修行中ですね。唐津は、クルマのセットアップがしっかり決まるとタイムが出るラリーです。このインターバルを利用してチームの皆さんと相談し、クルマを唐津に合わせ込んで昨年以上の走りとデータを蓄積していきたいと思います」とコメント。ラリー三河湾についても、1年間の進化を実感したラリーだったと振り返っており、今大会でのさらなる積み重ねに期待がかかる。
大会基本情報
- 開催地:
- 佐賀県唐津市 周辺
- 日程:
- 4月12日(金) ~14日(日)
- サービスパーク:
- ボートレースからつ
(佐賀県唐津市原 1116)
- 路面:
- 舗装路(ターマック)
- SS:
- 12(SSトータル距離:76.78km)
- 総走行距離:
- 348.81km
※最新情報は 大会公式サイトをご覧ください。
Karatsu NOW

- mm
- °C
- °C
※2024年4月5日時点の情報です。最新情報は当日HQでご覧ください。
観戦エリアは14日(日)に設定
2024年の全日本ラリー選手権は全8戦が予定されており、そのうちの6戦がターマック(舗装路)でのラリー。3月の開幕戦ラリー三河湾(愛知)に始まり、4月の第2戦唐津(佐賀)、第3戦久万高原ラリー(愛媛)を経て、5月の第4戦ラリー丹後(京都)、6月の第5戦モントレー(群馬)まで5連続でターマックラリーが続き、10月の最終戦ハイランドマスターズが締めくくりの一戦となる。
なお、舗装路とひと口に言っても、SSの性格や路面は各ラリーでバラエティに富んでおり、大会ごとの難しさがある。場所によっては前走者によって路肩から掻き出された砂利や土、泥などが路面に乗り、走行条件をさらに難しいものとなる可能性も。全日本ラリー選手権は、SSの総距離によって獲得ポイントに係数がかけられるシステムを採用しており、ターマックラリーの場合はSSが50〜100km未満の場合は係数1.0、100km以上の場合は係数1.2がそれぞれかけられる。グラベルラリーは最大1.5の係数がかかるが、ターマックラリーの方がラウンド数が多い分、各ラリーでの積み重ねも重要な要素となる。
今大会の特徴は、大きく回り込んだ見通しの悪いロングコーナーと、タイヤへの攻撃性が高い路面。タイヤのマネージメントをしっかりと行うことが勝敗のカギのひとつと言える。そんな走りを堪能できるギャラリーステージは、14日(日)の「AZAMENOSE」。唐津市相知交流文化センター(唐津市相知町中山3600-8)で受付のうえ、シャトルバスで移動するパーク&ライド方式をとるため、観戦予定の方は、スケジュールのチェックを。前売り/当日チケットの用意があるが、当日チケットには昼食・大会プログラムは付属しないので注意が必要だ。この「AZAMENOSE」では、協賛各社のブースや飲食ブースが出展予定となっている。
また、サービスパークが設置される「ボートレースからつ」では、13日(土)と14日(日)の両日とも協賛各社のブース、飲食ブースが出展予定。さらに14日(日)には自衛隊、はたらくクルマ、クラシックカー、スーパーカーの展示イベントのほか、バンド演奏など様々な催しが行われる予定となっている。
ボートレースからつ
(佐賀県唐津市原1116)
唐津神社
(佐賀県唐津市南城内3−13)
詳しくはこちら >>
SS9/SS11 AZAMENOSE1/2
唐津市相知交流文化センターにて受付
(佐賀県唐津市相知町中山3600番地8)
※こちらの観戦は有料となります。前売チケット、数量限定当日チケット、受付開始時間 など
詳しくはこちら >>
-
- ■セレモニアルスタート
ボートレースからつ
佐賀県唐津市原1116番地 - ○セレモニアルスタートへご来場いただける方
入場無料でどなたでもご来場いただけます。 - ○セレモニアルスタート開催時間
4/13(土)9:00~(予定) - ※見学についてはスタッフの指示を厳守してください。
- ※駐車場は「ボートレースからつ」の道路を挟んだ松浦河畔公園駐車場をご利用ください。
「ボートレースからつ」内には駐車できません。 - ※JR東唐津駅より「ボートレースからつ」行きの無料バスが運行されています。
- 詳しくはこちら >>
- ■唐津神社セレモニー
唐津神社
佐賀県唐津市南城内3-13 - ○唐津神社セレモニーへご来場いただける方
入場無料でどなたでもご来場いただけます。 - ○唐津神社セレモニー開催時間
4/13(土)9:05~(予定) - ※見学についてはスタッフの指示を厳守してください。
- ※クルマでご来場の際は周辺の有料駐車場をお使いください。
- 詳しくはこちら >>
- ■サービスパーク・イベント広場(企業出展ブースあり)
ボートレースからつ
佐賀県唐津市原1116番地 - ○サービスパーク・イベント広場にご来場いただける方
入場無料でどなたでもご来場いただけます。 - ○サービス実施時間
4/13(土)12:47~・16:32〜
4/14(日)7:30~・10:10~・13:29~ - ※見学にについてはスタッフの指示を厳守してください。
- ※駐車場は「ボートレースからつ」の道路を挟んだ松浦河畔公園駐車場をご利用ください。
「ボートレースからつ」内は駐車できません。 - ※JR東唐津駅より「ボートレースからつ」行きの無料バスが運行されています。
- 詳しくはこちら >>
- ■セレモニアルスタート
-
- ■AZAMENOSE(観戦コース)
- ○AZAMENOSE観戦エリアへご来場いただける方
観戦券を購入された方 - ○AZAMENOSE SS開催時間
4/14(日)
SS9 9:15~
SS11 11:54~ - ○AZAMENOSE観戦券
大人(中学生以上)前売券 2000円(税込)
小人無料 - ○観戦受付日時
4/14(日)8:00〜
唐津市相知交流文化センター(唐津市相知町中山3600-8) - ※ご来場は唐津市相知交流文化センター(唐津市相知町中山3600-8)からの送迎バスのみとなります。
- ※競技観戦はスタッフの指示を厳守してください。
- ※当日チケットには、昼食・大会プログラムはつきません。
- ※前売チケット、数量限定当日チケット、受付開始時間 など
- 詳しくはこちら >>
- ■セレモニアルフィニッシュ
ボートレースからつ
佐賀県唐津市原1116番地 - ○セレモニアルフィニッシュへご来場いただける方
入場無料でどなたでもご来場いただけます。 - ○セレモニアルフィニッシュ開催時間
4/14(日) 13:40~(予定) - ※見学についてはスタッフの指示を厳守してください。
- ※駐車場は「ボートレースからつ」の道路を挟んだ松浦河畔公園駐車場をご利用ください。
「ボートレースからつ」内は駐車できません。 - ※JR東唐津駅より「ボートレースからつ」行きの無料バスが運行されています。
- 詳しくはこちら >>
※2024年4月5日時点の情報です。最新情報は当日HQでご覧ください。
- 関連トピックス
-
-
全日本ラリー選手権第1戦 Rally三河湾2024 フォトギャラリーラリーの模様を画像でお楽しみいただけます。
-
全日本ラリー選手権第1戦 Rally三河湾2024
開幕戦は初開催のRALLY 三河湾
幅広い対応力が求められる一戦2024年の全日本ラリー選手権は、3月1日(金)〜3日(日)の第1戦「RALLY 三河湾2024」で幕を開ける。2023年まで開催されていた新城ラリーに代わり、愛知県蒲郡市を中心としたエリアで開催される初めての全日本ラリーだ。このラリーは蒲郡市のラグーナエリア一帯を拠点とするターマック(舗装路)ラリーで、三河湾を望む山間部のワインディングが舞台となる。スペシャルステージ(SS・タイムアタック区間であり、タイムが計測されるコース)は、合計14SS。SSの総走行距離は80.52㎞を予定している。開催エリアには岡崎市、豊川市および額田郡幸田町も含まれ、ショートサーキットのスパ西浦などもコースとして使用される。 -
世界ラリー選手権第13戦フォーラムエイト・ラリージャパン 2023
厳しいラリーを走り切り
眞貝知志がナショナルクラスで優勝11月16日(金)〜19日(日)にかけて、愛知県・岐阜県を舞台に2023年シーズン世界ラリー選手権(WRC)の最終戦となる第13戦「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」が開催され、眞貝知志/安藤裕一組(GR YARIS GR4 RALLY DAT)がナショナルクラスで優勝を飾りました。勝田範彦/木村裕介組(GR YARIS JP4-RALLY2)は、競技2日目にリタイアを喫しています。 -
世界中の道に挑む
TOYOTA GAZOO Racingと“ラリー”世界には様々な道がある。激しい凹凸が続く荒れ果てた未舗装道路、ハイスピードなコーナーが連続するアスファルトの峠道、新雪の下にアイスバーンが隠れるスノーロード。そういった一般の人々が普段走る道で「いかに速く走るか」を競うのが、ラリーというモータースポーツだ。なぜ、TOYOTA GAZOO Racingはラリーへ挑むのか。
-